富士登山
2015/8/9
富士山に登りたい理由はないものの
友人4人に「来年は富士山に登るよ」
と会うたびに口が酸っぱくなるほど言い続け
口から酸が合成されるころには
「私達5人は富士山に登らなきゃならんのだ」
というよく分からない使命感すら感じるようになった。
かと言って、みんな特に登りたい理由が無いことには変わることなく
富士山へのモチベーションは
山小屋や登山用品のレンタルを前日にしたあたり顕著に表れているように思う。
8/10
レンタカーで富士山麓に向かった
初めて同い年の友人の車に乗った時
大人になるのもまた良いものだなぁと思った。
また、ドライバー二人は疲労で発狂しそうだったので
速急に僕も免許をとらなきゃならんとも思った。
途中サービスエリアで静岡おでんを食べた。
青海苔とダシ粉をかけて食べるらしい
これがなんとも良い旨味が出て
香りが良くなって、喉にくっついて
むせる
またそれも良きかなと思いながらも
むせ続けると
おでんに付けるならせめて味噌をォ!
と名古屋人は思いました。
富士山には4つのルートがあって
吉田ルートが一般的であるようだけれども
ネット上の混み合った画像を見てしまった事もあって
名古屋から一番近い富士宮ルートを登る事にした。
5合目までは麓からバスが出ていて
座るだけで着くのだけれども
そのあとはもちろんながら自分で歩かなきゃならんのです。
6合目は傾斜も緩やかで
表情も緩やかであるのだが
8合目以上になると傾斜もきつくなって
表情がきつくなるどころか
そもそも写真が無くなりました。わはは
でも景色は登っている間ずっと綺麗なので
登る事を嫌になる事はなくて
特に夜になると、地上からでは見えない
雲の上からだからこそ見える
かすかな星が空一面に広がって
高密度の星々をみることができた。
こんなにも星が綺麗にみえたことはないし
今後もないのだろうと思う。
でもそれを写真として収められなくて
綺麗なヘッドライトだけ撮れました。
だからなんだ。
という批判は概ね受け入れましょう
僕もそう思う。
そんなこんなで
紆余曲折しつつも登頂して
御来光を見ました。
その後岩の上で仮眠をとって
空も青くなったので
登頂記念の写真を撮って
疲れていたものの地上が恋しいので
涙目になりながら下山しました。
富士山はネットで言われているほど汚くないし
むしろ綺麗であった。
また、富士山でなくてもいいのかもしれないけど
雲の上からの景色や星空は大変素敵極まりないものでした。
レンタルや山小屋の予約など
前日でも(早め目に越した事はないけど)できてしまうので
この夏まわりがSNSで楽しげな中
家でダラダラしている君は
気軽に登ってみてはいかがでしょうか?